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短期離職2回でも転職できる?職歴・面接・求人選びの対策法

在籍期間・離職回数

短期離職を2回経験すると、「さすがに次の転職は厳しいのでは」「履歴書を見ただけで落とされるのでは」「面接で2社分の退職理由をどう説明すればいいのか」と不安になりやすいでしょう。

ただ、短期離職が2回あることだけで、転職できないと一律に決まるわけではありません。

大切なのは、1社目と2社目の退職理由を別々に言い訳することではなく、2回の短期離職に共通する原因、自分で改善できる点、次の会社を選ぶ基準まで一貫して整理することです。

この記事では、短期離職2回が転職でどう見られやすいのか、職歴の整理、履歴書・職務経歴書、面接での答え方、3回目の短期離職を防ぐ会社選びまで順番に解説します。

  • 短期離職が2回あると転職でどこを確認されやすいか
  • 2社の退職理由をどのように整理すればよいか
  • 履歴書・職務経歴書で短い職歴をどう扱うか
  • 面接で短期離職2回を説明するときの考え方
  • 次の会社で短期離職を繰り返さないための求人選び
  1. 短期離職2回の転職対策早見表
  2. 短期離職2回は転職でどう見られるか
    1. 短期間で退職する人自体は珍しいわけではない
    2. 1回目より2回目で説明が重要になる理由
    3. 「また辞めないか」への答えは約束ではなく行動で示す
  3. 2社の退職理由を整理する
    1. まず1社目と2社目を同じ項目で並べる
    2. 仕事内容のミスマッチが2回続いた場合
    3. 人間関係を理由に2回辞めた場合
    4. 残業や働き方が理由の場合
    5. 自分側の改善点も一つ整理する
  4. 短期離職2回の履歴書・職務経歴書
    1. 履歴書は職歴の事実関係を整理する
    2. 職務経歴書は短い期間でも「何をしたか」を書く
    3. 3ヶ月勤務した場合の職務経歴書イメージ
    4. 2社分の職歴は書き方をそろえる
    5. 履歴書・職務経歴書・面接の内容を一致させる
  5. 面接で短期離職2回について聞かれる質問
    1. 想定しておきたい質問
    2. 回答は4段階に分ける
    3. NG例1:前職を全面的に悪く言う
    4. NG例2:理由を曖昧にしすぎる
    5. NG例3:「次は絶対辞めません」と言い切る
    6. NG例4:2社の理由が矛盾している
    7. NG例5:作った退職理由を丸暗記する
    8. 「またすぐ辞めるのでは?」への回答例
  6. 3回目の短期離職を防ぐ会社選び
    1. 2回の退職原因を求人条件に変換する
    2. 求人票だけで分からないことは面接で確認する
    3. 希望条件を3段階に分ける
      1. 絶対に外せない条件
      2. できれば満たしたい条件
      3. 妥協できる条件
    4. 内定が出たときこそ確認する
  7. 短期離職2回で転職支援を使う場合
    1. 自分で転職活動を進めやすい人
    2. 支援を使った方が整理しやすい人
    3. 無料で相談できる公的支援もある
    4. 転職支援を使っても最後は自分で判断する
  8. 短期離職2回でよくある質問
    1. 短期離職を2回連続でしたら転職はかなり難しいですか?
    2. 20代で短期離職2回でも転職できますか?
    3. 短期離職した会社を履歴書から消してもいいですか?
    4. 2社とも人間関係で辞めています。面接では言わない方がいいですか?
    5. 短期離職2回の退職理由は正直に全部話すべきですか?
    6. 短期離職が2回あるなら応募数を増やした方がいいですか?
  9. まとめ|短期離職2回では「理由」と「次の選び方」をつなげる

短期離職2回の転職対策早見表

悩み 最初にすること 避けたいこと
短期離職が2回ある 2社の職歴を時系列で整理 回数を隠す方法だけを考える
退職理由を説明できない 2社の共通点を探す 前職の悪口だけで終わる
履歴書が不安 入社・退社の事実を整理 実際と違う職歴を書く
職務経歴書が薄い 担当業務・研修・身につけたことを整理 架空の成果を作る
面接が怖い 理由→振り返り→改善→応募理由で準備 丸暗記した言い訳を話す
また辞めそうと思われそう 会社選びを変えた点を説明 「絶対辞めません」とだけ答える
次の会社選びが不安 前職を辞めた原因から条件を決める 給料・知名度だけで決める

短期離職2回は転職でどう見られるか

短期離職2回の場合、まず理解しておきたいのは、「短期離職2回=不採用」という一律の基準があるわけではないということです。

ただし、採用する側からすると、「なぜ短期間で2社を退職したのか」「次の会社では同じことが起きないか」は確認したいポイントになり得ます。

短期間で退職する人自体は珍しいわけではない

厚生労働省が2025年10月24日に公表した2022年3月卒業者のデータでは、就職後3年以内の離職率は大学卒で33.8%、高校卒で37.9%でした。

つまり、新卒入社後3年以内に離職する人自体が、ごく一部というわけではありません。

ただし、この統計は「短期離職を2回した人の転職成功率」を示したものではありません。

そのため、

「3年以内離職者が多いから、短期離職2回でも問題ない」

と判断するのも適切ではありません。

あくまで、「早期に会社を辞めること自体は一定数起きている」という参考データとして考えましょう。

1回目より2回目で説明が重要になる理由

短期離職が1回だけなら、

「入社してみると想定していた仕事内容と大きく違っていた」

「家庭事情の変化で退職した」

など、1社の事情を説明することで話が完結するケースがあります。

しかし2回続いている場合、

1社目を辞めた理由
+
2社目を辞めた理由

だけでは説明が終わりません。

その次に、

「なぜ2回続いたのか」

という疑問が生まれます。

例えば、

1社目:仕事内容が想定と違った
2社目:配属先が希望と違った

のであれば、会社ごとの事情は違っても、

入社前に実際の担当業務や配属条件を十分確認していなかった

という共通点があるかもしれません。

この共通点を整理することが、短期離職2回の転職対策では特に重要です。

「また辞めないか」への答えは約束ではなく行動で示す

「次は長く働きたいです」

「もう短期離職はしません」

という言葉だけでは、過去2回との違いが分かりません。

それより、

  • 求人票で何を確認するようになったか
  • 面接で何を質問するようになったか
  • 自分の仕事選びで何を変えたか
  • 応募する会社をどう絞ったか

を説明した方が、今回の転職活動で変えた点を具体的に示せます。

短期離職が2回あり、次の会社選びに自信がない場合短期離職を2回経験していると、退職理由を整理できても、
「次はどんな会社を選べば同じ失敗を繰り返さないのか」
まで一人で判断するのが難しいことがあります。特に、仕事内容や配属、教育体制などのミスマッチが続いている場合は、
応募先を増やすことよりも、自分に合う求人の条件を整理することが重要です。短期離職や第二新卒の支援に対応している転職エージェントでは、
求人選びだけでなく、退職理由の整理や面接対策、応募書類について相談できる場合があります。→ 短期離職に強い第二新卒向け転職エージェント5社を比較する

短期離職が3回ある場合は、職歴の整理方法も変わってきます。

→ 短期離職3回でも転職できる?繰り返した職歴の説明と応募先の選び方

2社の退職理由を整理する

短期離職が2回ある人は、面接回答を作る前に、まず2社の退職理由を整理しましょう。

ここを飛ばして面接用の「きれいな退職理由」を作ろうとすると、追加質問をされたときに説明が崩れやすくなります。

厚生労働省のマイジョブ・カードでも、転職時のキャリア・プランを考える際には、過去から現在までの職務経歴を整理し、経験・スキル・知識などを棚卸しする方法が案内されています。

まず1社目と2社目を同じ項目で並べる

紙やメモに次の表を作ってみてください。

確認すること 1社目 2社目
入社した理由
入社前に重視した条件
入社前に確認しなかったこと
実際に合わなかったこと
退職を決めた直接の理由
自分で改善できたこと
次の会社では何を確認するか

重要なのは、会社が悪かったか、自分が悪かったかを決めることではありません。

3社目を選ぶときに、何を変えれば同じ結果を防ぎやすくなるのかを見つけることが目的です。

仕事内容のミスマッチが2回続いた場合

例えば、

1社目
「営業だと思って入社したが、実際は新規テレアポ中心だった」

2社目
「事務職で採用されたが、想定以上に顧客対応が多かった」

という場合です。

表面的には違う退職理由ですが、

「職種名だけで仕事内容を判断していた」

ことが共通原因かもしれません。

次回は、

  • 1日の業務内容
  • 新規・既存業務の割合
  • 電話対応の有無
  • 顧客対応の割合
  • 入社直後に担当する業務

まで確認するという改善策につなげられます。

人間関係を理由に2回辞めた場合

「人間関係が悪かった」という理由だけでは、自分に合わない環境の特徴が見えてきません。

もう一段細かく分けます。

例えば、

  • 上司に相談しづらかった
  • 質問すると嫌な顔をされた
  • チームで情報共有する仕組みがなかった
  • 個人プレーが多かった
  • 教育担当が決まっていなかった

などです。

すると次の会社では、

「人間関係が良い会社」

という曖昧な条件ではなく、

  • 教育担当者は決まっているか
  • 入社直後のフォロー方法
  • チーム人数
  • 定期面談の有無
  • 質問・相談の方法

など、確認できる条件に変換できます。

残業や働き方が理由の場合

1社目と2社目の両方で労働時間を理由に退職した場合、

「残業が少ない会社がいい」

だけでは不十分です。

次の応募では、

  • 所定労働時間
  • 残業時間
  • 繁忙期
  • 休日出勤の有無
  • シフト
  • 固定残業代の有無
  • 配属先による違い

など、何を確認するか決めておきます。

自分側の改善点も一つ整理する

会社側に問題があった場合まで、自分がすべて悪かったように話す必要はありません。

しかし、

「1社目も2社目も会社が悪かったので、自分には改善することがありません」

で終わると、今回の転職で何を変えたのか説明しにくくなります。

例えば、

改善前

「仕事内容が求人票と違ったので辞めました」

整理後

「入社後に仕事内容とのミスマッチがあり退職しました。自分自身も求人票の職種名だけで判断し、具体的な1日の業務内容を確認できていなかった点は改善が必要だったと考えています。今回は面接で実際の担当業務まで確認しています」

このように、

事実
↓
自分の振り返り
↓
今回変えたこと

までつなげます。

短期離職2回の履歴書・職務経歴書

短期離職が2回あると、

「短い会社は履歴書から消した方がいいのでは」

と考える人もいるでしょう。

しかし、まず優先したいのは、勤務した事実や期間を整理し、応募書類と面接の内容を一致させることです。

履歴書は職歴の事実関係を整理する

厚生労働省のマイジョブ・カードでは、履歴書には一般的に学歴・職歴、免許・資格、志望動機などを記載し、職務経歴書には職務経歴や活かせる経験・知識・能力などを書くと説明しています。

短期間しか勤務していない会社でも、

  • 入社年月
  • 退社年月
  • 会社名

など、まず事実関係を正確に整理しましょう。

「短いから恥ずかしい」という理由で勤務期間を長く変更したり、事実とは違う職歴を作ったりするのは避けます。

職務経歴書は短い期間でも「何をしたか」を書く

短期離職では、

「3ヶ月しかいなかったから職務経歴書に書くことがない」

と感じることがあります。

しかし、大きな成果がなかったとしても、

  • 所属部署
  • 担当業務
  • 研修内容
  • 使用したツール
  • 電話対応
  • 接客
  • 資料作成
  • データ入力
  • 営業同行
  • 顧客対応

など、実際に担当したことは整理できます。

成果がないからといって、売上実績や表彰歴を作る必要はありません。

短期間でも実際に担当した仕事を具体化することが大切です。

3ヶ月勤務した場合の職務経歴書イメージ

例えば営業事務を3ヶ月経験した場合です。

悪い例

「営業事務を担当しました。」

これでは、仕事内容がほとんど分かりません。

改善例

「営業部に配属され、顧客データ入力、電話の一次対応、見積書作成補助、営業担当者のスケジュール管理などを担当しました。」

短期間でも、何を経験したのか分かる書き方になります。

2社分の職歴は書き方をそろえる

1社目だけ詳しく、2社目はほとんど書いていない状態にすると、2社目について面接で確認される可能性があります。

例えば、

1社目

  • 会社概要
  • 担当業務
  • 使用ツール
  • 経験

2社目

  • 会社概要
  • 担当業務
  • 使用ツール
  • 経験

というように、同じ基本項目で整理すると読みやすくなります。

履歴書・職務経歴書・面接の内容を一致させる

特に注意したいのは、

履歴書
↓
職務経歴書
↓
面接

で退職時期や説明が変わることです。

応募書類を完成させる前に、

会社名・入社年月・退社年月・担当業務・退職理由

を一覧にしておくと確認しやすくなります。

新卒で2ヶ月など、極端に短い在籍期間の転職については、こちらの記事で詳しく扱います。

→ 新卒2ヶ月で退職した後の転職|不利を減らす履歴書・面接の準備

面接で短期離職2回について聞かれる質問

短期離職を2回経験している場合、面接では2社の退職理由について準備しておきましょう。

マイジョブ・カードでも、再就職面接で想定される質問として退職理由が取り上げられています。

ただし、退職理由だけを丸暗記するのではなく、追加質問まで答えられる状態にしておくことが大切です。

想定しておきたい質問

質問 準備する内容
1社目をなぜ退職しましたか 事実と直接の退職理由
2社目も短期間で辞めたのはなぜですか 2社目の退職理由
なぜ同じことが続いたのですか 2社の共通点
入社前に確認できなかったのですか 自分の振り返り
また短期間で辞めませんか 改善した行動
今回はなぜ当社なのですか 会社選びとの整合性

回答は4段階に分ける

短期離職2回の説明は、次の順番で作ると整理しやすくなります。

1.退職した理由

何が起きて退職したのか。

2.自分自身の振り返り

会社側の事情だけではなく、自分が確認できなかったことは何か。

3.今回改善したこと

求人選びや会社研究で何を変えたか。

4.応募企業を選んだ理由

改善した基準に今回の会社がどう合っているのか。

この4つがつながると、

「退職した説明」

だけではなく、

「次の会社選びを改善している説明」

になります。

NG例1:前職を全面的に悪く言う

NG例

「1社目は上司が最悪で、2社目も人間関係が悪かったので辞めました。自分は悪くありません。」

実際に職場側に問題があったとしても、この回答だけでは、次の会社選びをどう変えたのか分かりません。

改善例

「1社目と2社目では相談しづらい環境が続いたことが退職理由の一つです。一方で、入社前に教育体制やチームの働き方まで確認できていなかった点は自分の改善点だと考えています。今回は面接で教育担当や相談方法についても確認した上で応募しています。」

会社への不満を消すのではなく、今後の選び方までつなげるのがポイントです。

NG例2:理由を曖昧にしすぎる

NG例

「いろいろありまして、退職しました。」

これでは、退職理由を隠しているように受け取られる可能性があります。

すべてを細かく話す必要はありませんが、

何が合わなかったのか

は説明できるようにします。

例えば、

「仕事内容と自分が希望していた業務に違いがあり、退職しました」

とした上で、その後の改善策につなげます。

NG例3:「次は絶対辞めません」と言い切る

将来何が起こるかは分かりません。

そのため、

「絶対に辞めません」

という約束より、

辞める原因になった条件を今回はどう確認したのか

を説明する方が具体的です。

改善例

「過去2社では、仕事内容について十分確認せず入社した点が共通していました。今回は求人票だけでは判断せず、企業サイトを確認し、面接でも入社後の担当業務について質問しています。」

NG例4:2社の理由が矛盾している

1社目では、

「残業が多かったので辞めた」

と言いながら、2社目では、

「たくさん働いて成長したかった」

と説明すると、その背景を補足しない限り一貫性が分かりにくくなります。

面接前に、

  • 1社目
  • 2社目
  • 今回

を横並びにして、話が矛盾していないか確認しましょう。

NG例5:作った退職理由を丸暗記する

面接対策サイトの例文をそのまま覚える方法もおすすめできません。

追加質問されたとき、自分の実際の経験と違う部分が出てくるからです。

例文は、

「理由→振り返り→改善→応募理由」という構成を参考にする

程度にし、自分の事実に置き換えます。

「またすぐ辞めるのでは?」への回答例

以下は構成を示すための架空例です。

「2社続けて短期間で退職したことについては、自分でも会社選びを見直す必要があると考えました。1社目では仕事内容、2社目では教育体制について入社前の確認が不足していました。今回は仕事内容だけでなく、教育方法や入社後の役割まで確認したうえで応募しています。これまでの経験を踏まえ、次は仕事内容と職場環境の両方を理解した上で働きたいと考えています。」

ポイントは、

「辞めません」と宣言することではなく、過去2回との違いを説明することです。

短期離職の面接質問、退職理由、志望動機まで詳しく準備する場合はこちらの記事で整理します。

→ 短期離職の面接対策|よく聞かれる質問・退職理由・志望動機

3回目の短期離職を防ぐ会社選び

短期離職が2回ある場合、次の転職活動では、

「採用される会社を探す」

だけではなく、

「同じ理由で辞めなくて済む会社を探す」

という視点を持つことが重要です。

2回の退職原因を求人条件に変換する

退職理由を振り返ったら、それを次の求人で確認する条件へ変換します。

過去の退職理由 次の会社で確認すること
仕事内容が想定と違った 実際の担当業務・1日の流れ
配属が希望と違った 配属予定部署・異動可能性
教えてもらえなかった 研修・教育担当・独り立ち時期
残業が多かった 残業時間・繁忙期・勤務時間
休日が合わなかった 年間休日・シフト・休日出勤
人間関係で相談できなかった チーム構成・相談方法・面談
評価に納得できなかった 評価制度・目標設定方法
転勤が難しかった 転勤・異動範囲

これだけでも、求人を見る基準が変わります。

求人票だけで分からないことは面接で確認する

求人票にはすべての職場事情が書かれているわけではありません。

そのため、過去の退職理由に関係する内容は、必要に応じて面接で確認します。

例えば教育体制が重要なら、

「入社後はどのような流れで業務を覚えていくのでしょうか」

「入社直後に相談する方は決まっていますか」

と聞けます。

仕事内容が重要なら、

「入社後3ヶ月程度で担当する業務を教えていただけますか」

「1日の業務の流れを教えていただけますか」

といった質問があります。

質問の目的は会社を試すことではありません。

自分が過去に短期離職した原因と同じ問題が起きないか確認することです。

希望条件を3段階に分ける

すべての希望を満たす求人を探すと、応募先がなくなることがあります。

そこで条件を次の3つに分けます。

絶対に外せない条件

過去の退職理由に直結する条件です。

例えば、

  • 転勤不可
  • 夜勤不可
  • 希望職種
  • 勤務地
  • 教育体制

などです。

できれば満たしたい条件

  • 給与
  • 福利厚生
  • 駅からの距離
  • リモートワーク
  • 年間休日

などです。

妥協できる条件

あればうれしいものの、なくても長く働くうえでは大きな問題にならない条件です。

この順番を決めておくと、「給与が高いから応募する」「有名企業だから応募する」だけで会社を選びにくくなります。

内定が出たときこそ確認する

短期離職が2回あると、内定が出たことで安心し、

「もうここで決めよう」

と急ぎたくなることもあるでしょう。

しかし、入社前はもう一度、

  • 仕事内容
  • 勤務地
  • 勤務時間
  • 給与
  • 休日
  • 配属
  • 試用期間
  • 転勤
  • 入社日

など、自分が重視する条件を確認します。

特に、過去2社を辞めた理由に関係する条件を最優先で確認することが大切です。

「また会社選びを間違えそう」と感じる場合短期離職を2回している人にとって、
次の転職で重要なのは「内定を取ること」だけではありません。3社目で同じ理由によるミスマッチを繰り返さないことも重要です。

ただ、自分で求人を見ていると、

「この会社なら本当に大丈夫なのか」

「前の会社と同じような環境ではないか」

と判断しにくいことがあります。

その場合は、過去2回の退職理由や希望条件を伝えたうえで、
第三者と一緒に求人を確認する方法もあります。

→ 短期離職に対応した転職エージェント5社を比較する

短期離職2回で転職支援を使う場合

短期離職が2回あるからといって、必ず転職エージェントを使わなければならないわけではありません。

一人で整理できる部分は自分で進めても問題ありません。

反対に、

「2社の退職理由が自分でも整理できない」

「どの求人を選んでも同じことになりそう」

という場合は、第三者に見てもらう方法があります。

自分で転職活動を進めやすい人

次のような人は、自分で応募を進める方法もあります。

  • 希望職種が決まっている
  • 退職理由を整理できている
  • 応募条件が明確
  • 履歴書・職務経歴書を作成できる
  • 面接練習が自分でできる
  • 求人を比較できる

転職サービスを使うこと自体を目的にする必要はありません。

支援を使った方が整理しやすい人

反対に、

  • 2社の退職理由を説明できない
  • 自分の希望条件が分からない
  • 何度応募しても書類で落ちる
  • 面接で退職理由を説明できない
  • 自分に合う求人が分からない
  • 同じタイプの会社ばかり選んでしまう

という場合は、書類・面接・求人選びについて第三者の意見を聞く方法があります。

無料で相談できる公的支援もある

民間の転職サービスだけではありません。

厚生労働省の「わかものハローワーク」では、正社員を目指すおおむね35歳未満の若者を対象として、職業相談、自己理解・職務理解、応募準備、就職後の定着支援などを無料で実施しています。

また、新卒応援ハローワークは、大学等の卒業予定者に加えて、卒業後おおむね3年以内の人も利用できます。

履歴書の書き方や面接に自信がない場合も支援内容に含まれています。

民間の転職エージェントを利用する場合は、短期離職や第二新卒の支援に対応しているサービスを比較して選ぶ方法があります。

短期離職が2回ある人は、求人を紹介してもらえるかだけでなく、

  • 2社の退職理由を一緒に整理してもらえるか
  • 履歴書・職務経歴書を確認してもらえるか
  • 「またすぐ辞めるのでは?」と聞かれた場合の面接対策ができるか
  • 次の会社で同じミスマッチを繰り返さないための求人選びを相談できるか

まで確認しておくと選びやすくなります。

短期離職2回で転職エージェントを選ぶポイント短期離職が2回ある場合は、
単純に「求人数が多い転職エージェント」を選べばよいとは限りません。

特に、

  • 短期離職者や第二新卒の相談に対応しているか
  • 退職理由を一緒に整理してもらえるか
  • 履歴書・職務経歴書の添削を受けられるか
  • 短期離職について聞かれた場合の面接対策ができるか
  • 20代・第二新卒向け求人を扱っているか
  • 希望条件に合う求人を一緒に確認できるか

まで確認して比較すると選びやすくなります。

短期離職に強い第二新卒向け転職エージェント5社を比較する

転職支援を使っても最後は自分で判断する

転職エージェントやハローワークから求人を紹介されたとしても、

「紹介されたから自分に合う会社」

とは限りません。

紹介された求人についても、

過去2回の短期離職原因
↓
今回外せない条件
↓
紹介求人が条件を満たすか

の順で確認します。

特に短期離職2回の場合、求人数を増やすことだけでなく、次の会社で同じミスマッチを繰り返さないことを優先しましょう。

短期離職後の転職活動全体を、書類・面接・求人選びまでまとめて確認したい場合はこちらです。

→ 短期離職からの転職はどう進める?書類・面接・求人選びの完全ガイド

短期離職2回でよくある質問

短期離職を2回連続でしたら転職はかなり難しいですか?

2回連続で短期離職したことだけを理由に、転職できないと決まるわけではありません。

ただ、1回だけの場合よりも、

「なぜ2回続いたのか」

「次は同じことが起きないか」

について説明できるよう準備しておいた方がよいでしょう。

2社の退職理由を別々に考えるのではなく、共通点を探し、今回の会社選びで変えたことまで整理するのがポイントです。

20代で短期離職2回でも転職できますか?

20代だから必ず転職できる、反対に短期離職2回だから転職できない、と一律に判断することはできません。

年齢だけではなく、

  • 経験
  • 希望職種
  • 求人条件
  • 退職理由
  • 応募先
  • 面接での説明

などによって状況は変わります。

本記事では年齢を限定せず「短期離職2回」を扱っているため、20代固有の転職事情については深掘りしていません。

短期離職した会社を履歴書から消してもいいですか?

「勤務期間が短いから」という理由だけで、職歴を消す前提にはしない方がよいでしょう。

まず実際の職歴を時系列で整理し、応募先から求められている情報を確認します。

履歴書・職務経歴書・面接で説明が矛盾しないことも重要です。

個別の記載方法について判断に迷う場合は、ハローワークなどで応募書類を確認してもらう方法もあります。

2社とも人間関係で辞めています。面接では言わない方がいいですか?

事実と違う理由を作る必要はありません。

ただし、

「人間関係が悪かった」

だけでは状況が分からないため、

  • どのような環境だったのか
  • 何に困ったのか
  • 自分で何を試したのか
  • 次の会社では何を確認するのか

まで整理します。

例えば「相談できる人がいなかった」のであれば、次の会社では教育担当やチーム体制を確認するという形につなげられます。

短期離職2回の退職理由は正直に全部話すべきですか?

面接では質問に対して事実に基づいて答えることが基本ですが、出来事を最初から最後まで長く説明する必要はありません。

退職理由だけで面接時間を使い切るのではなく、

何があったか
↓
どう振り返ったか
↓
今回は何を変えたか
↓
なぜ応募したのか

まで簡潔に伝えられるよう整理しましょう。

短期離職が2回あるなら応募数を増やした方がいいですか?

応募数だけを増やすより、応募先の条件を見直すことも重要です。

採用されることを優先して条件の合わない求人へ大量応募すると、入社後に同じミスマッチが起こる可能性があります。

まず、

「過去2社を辞めた原因」

から、

「次の会社で外せない条件」

を決め、その条件に合う求人を探す方が会社選びを整理しやすくなります。

まとめ|短期離職2回では「理由」と「次の選び方」をつなげる

短期離職が2回あるからといって、それだけで今後の転職ができないと決まるわけではありません。

一方で、2社続けて短期間で退職している場合は、

「なぜ2回続いたのか」

を自分自身で整理しておく必要があります。

まず、

1社目を辞めた理由
↓
2社目を辞めた理由
↓
2社に共通する原因
↓
自分で改善できること
↓
次の会社で確認する条件

という順番で整理しましょう。

履歴書・職務経歴書では実際の職歴と担当業務を分かりやすくまとめ、面接では、

退職理由 → 振り返り → 改善したこと → 応募企業を選んだ理由

まで一貫させます。

そして次の会社では、

「採用してくれそうだから」

だけで判断せず、過去2回の退職原因と同じ問題が起きないかを確認してください。

短期離職後の転職活動全体を確認したい場合は、

→ 短期離職からの転職はどう進める?書類・面接・求人選びの完全ガイド

もあわせて確認してください。

使用した公式情報一覧

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」
2022年3月卒業者の就職後3年以内離職率について確認。大学卒33.8%、高校卒37.9%。

厚生労働省「公正な採用選考の基本」
応募者の基本的人権を尊重し、適性・能力に基づいた基準で採用選考を行うという基本的な考え方を確認。

厚生労働省 マイジョブ・カード「履歴書と職務経歴書の違いとは?」
履歴書と職務経歴書の役割、一般的な記載内容について確認。

厚生労働省 マイジョブ・カード「再就職の面接で聞かれることと上手に答えるためにすべきこと」
再就職面接で退職理由などが質問される場合の考え方を確認。

厚生労働省 マイジョブ・カード「転職活動の際にキャリア・プランを上手にアピールする方法」
過去の職務経歴を整理し、転職理由や志望動機、今後のキャリアにつなげる考え方を確認。

厚生労働省 マイジョブ・カード「求職者の方へ」
これまでの経歴やスキルを整理しながらキャリアプランを考える方法を確認。

厚生労働省「わかものハローワーク」
正社員を目指すおおむね35歳未満の若者を対象に、職業相談、応募準備、職場定着支援などを無料で行っていることを確認。

厚生労働省「新卒応援ハローワーク」
大学等の学生・生徒や、卒業後おおむね3年以内の人を対象に無料の就職支援を行っていることを確認。

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