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試用期間退職の職務経歴書の書き方|短い職歴・研修だけの記載例

履歴書・職務経歴書

試用期間で会社を辞めると、「1ヶ月しか働いていないのに職務経歴書へ何を書けばいいの?」「研修しか受けていないから書くことがない」「短い職歴を書くと転職で不利になりそう」と悩みやすくなります。

しかし、試用期間での退職だからといって、経験を無理に立派に見せる必要はありません。

大切なのは、在籍期間・研修内容・実際に担当した仕事・身につけた知識などを事実に沿って整理することです。

厚生労働省の職務経歴書作成資料でも、職務経歴書はこれまでの職務経験や能力を企業へ伝える書類とされ、実務経験に自信がない場合でも研修経験などを材料にできると説明されています。

この記事では、試用期間で退職した人に絞り、職務要約、研修だけの場合、実務が少ない場合、1週間・1ヶ月・2ヶ月で退職した場合、退職理由、職種別の記載例まで具体的に解説します。

  • 試用期間で退職した職歴を職務経歴書にどう書くか
  • 1週間・1ヶ月・2ヶ月など短い職歴の整理方法
  • 研修だけで退職した場合に書ける内容
  • 実績や担当業務がほとんどない場合の書き方
  • 退職理由・自己PR・面接につなげる方法
  1.  試用期間で退職した職務経歴書は「短く・正確に」が基本
    1. 試用期間退職の職務経歴書・早見表
  2. 試用期間で辞めた職歴は職務経歴書にどう書く?
    1. 基本的な記載例
    2. 「試用期間中」と必ず書く必要がある?
  3. 職務要約は退職理由ではなく経験を中心にする
    1. 職務要約のOK例
    2. 職務要約のNG例
    3. 実績がなくても無理に作らない
  4. 1週間で退職した場合の職務経歴書の書き方
    1. 1週間で退職した場合の架空例
  5. 1ヶ月で退職した職務経歴書の書き方
    1. 1ヶ月で退職した場合の架空例
  6. 2ヶ月程度で退職した場合の書き方
    1. 2ヶ月で退職した場合の架空例
  7. 研修だけで退職した場合も書く材料はある
    1. まず受けた研修をすべて書き出す
    2. 研修だけの場合の完成例
  8. 実務が少ない場合は「仕事を小さく分ける」
    1. 営業職なら
    2. 事務職なら
    3. 販売職なら
  9. 実績がない場合は「学習・行動・工夫」を探す
    1. 学習したこと
    2. 行動したこと
    3. 工夫したこと
  10. 職種別|試用期間退職の職務経歴書例文
    1. 営業職の場合
    2. 一般事務の場合
    3. 販売・接客の場合
    4. IT・エンジニア職の場合
  11. 退職理由は職務経歴書で長く説明しすぎない
    1. 自己都合退職の記載例
    2. 理由を補足したい場合の例
  12. 退職理由で避けたい書き方
    1. 前職への不満だけを書く
    2. 無理に前向きな理由へ変えない
  13. 履歴書・職務経歴書・面接の内容をそろえる
  14. 面接で説明できる状態まで準備する
    1. 面接回答の架空例
  15. 試用期間退職で避けたい職務経歴書のNG例
    1. 在籍期間を長く見せる
    2. 部署全体の成果を自分の成果にする
    3. 研修を実務経験として書く
    4. 書くことがないから一般論で埋める
  16. 試用期間退職の職務経歴書・完成例
    1. 職務要約
    2. 職務経歴
    3. 活かせる経験・知識
    4. 自己PR例
  17. 職務経歴書を提出する前のチェックリスト
  18. FAQ
    1. 試用期間を1ヶ月で退職した職歴は職務経歴書に書かなくてもいい?
    2. 研修しかしていなくても職務経歴書に書けますか?
    3. 職務経歴書に「試用期間中に退職」と書くべきですか?
    4. 職務経歴書は1枚でも大丈夫ですか?
    5. 実績がまったくない場合はどうしたらいい?
    6. 退職理由は職務経歴書に詳しく書くべき?
  19. まとめ|短い職歴ほど事実を具体的に整理する

 試用期間で退職した職務経歴書は「短く・正確に」が基本

試用期間で退職した職務経歴書は、短い職歴を隠したり大きく見せたりするのではなく、経験した範囲を正確に整理するのが基本です。

職務経歴書は履歴書をそのまま詳しくしただけの書類ではありません。厚生労働省の資料では、応募先企業が求める職務経験や能力を持っているか判断するための書類とされています。

試用期間で1ヶ月しか働いていなくても、

  • どんな研修を受けたか
  • どこへ配属されたか
  • 何の仕事を教わったか
  • どの業務を担当したか
  • どんなツールを使ったか
  • 仕事を覚えるために何をしたか

まで分解すると、書ける材料が見つかります。

試用期間退職の職務経歴書・早見表

状況 主に書く内容 避けたい書き方
1週間程度 配属・入社研修・商品説明など 実務を経験したように書く
1ヶ月程度 研修・OJT・補助業務 実績を作る
2ヶ月程度 研修+実際の担当業務 部署全体の仕事を自分の実績にする
研修だけ 研修名・学習内容 研修を実務経験として書く
実務が少ない 担当範囲・使用ツール 「営業担当」など大きく見せる
実績なし 学習・行動・工夫 架空の数字を入れる

短期だから長く書く必要はありません。

A4用紙を埋めることより、「この人が実際に何を経験したのか」が採用担当者に伝わることを優先してください。

厚生労働省の職務経歴書作成資料では、一般的な職務経歴書はA4縦1~2枚程度とされています。

試用期間で辞めた職歴は職務経歴書にどう書く?

最も迷いやすいのが、職歴欄そのものです。

基本的には、

会社名
→在籍期間
→事業内容
→雇用形態
→配属先
→研修・担当業務
→退職

の順に整理すれば十分です。

基本的な記載例

以下は架空例です。

株式会社〇〇

在籍期間:2026年4月~2026年5月
雇用形態:正社員
配属:法人営業部

研修・担当業務

・自社商品・サービスに関する基礎研修
・営業活動の基本研修
・顧客管理システムの操作研修
・営業資料作成の補助
・先輩社員の商談同行
・電話の一次対応

2026年5月 一身上の都合により退職

これだけでも、単に「1ヶ月で退職」と書くより、経験した内容が分かります。

「試用期間中」と必ず書く必要がある?

今回確認した厚生労働省・ハローワークの資料では、職務経歴書へ必ず「試用期間中」と記載しなければならないという一律のルールは確認できませんでした。

重要なのは、実際の在籍期間や職務内容などを正確に整理することです。

「試用期間だったか」よりも、実際に何を経験したのかを分かりやすく記載することを優先しましょう。

履歴書側で試用期間の職歴をどう扱うか迷っている場合は、短期離職の履歴書の書き方|短い職歴・複数職歴の整理方法もあわせて確認してください。

職務要約は退職理由ではなく経験を中心にする

職務要約は、職務経歴書の冒頭で「どのような経験をしてきた人なのか」を短く伝える部分です。

試用期間で辞めた場合でも、

「1ヶ月で退職しました」

「仕事が合わず辞めました」

といった退職理由から始める必要はありません。

職務要約のOK例

大学卒業後、株式会社〇〇へ入社し、法人営業部へ配属されました。入社後は自社サービスの商品知識、営業基礎、顧客管理システムに関する研修を受講し、営業資料の作成補助や先輩社員の商談同行などを経験しました。

これなら、

  • どこへ入社したか
  • 何の職種だったか
  • 何を経験したか

が短く分かります。

職務要約のNG例

株式会社〇〇へ入社しましたが、自分には合わない会社で、上司との考え方も違ったため1ヶ月で退職しました。

この文章では、職務経歴ではなく退職理由が主役になっています。

職務要約では経験を先に説明し、退職理由は必要に応じて別の場所や面接で説明する方が整理しやすくなります。

実績がなくても無理に作らない

試用期間では、独立して顧客を担当する前や、目標を持つ前に辞めるケースもあります。

その場合、

「売上アップに貢献」

「顧客満足度を向上」

「業務効率化を実現」

など、確認できない成果を追加する必要はありません。

厚生労働省の資料でも、実務経験に自信がない場合は、研修や現在勉強中の分野、仕事への姿勢などからアピールできるとされています。

1週間で退職した場合の職務経歴書の書き方

1週間程度で退職した場合、まだ本格的な業務へ入っていないことがあります。

この場合は、実務経験を無理に作らず、実際に受けた説明・研修・配属内容だけを書くのが基本です。

1週間で退職した場合の架空例

株式会社〇〇

在籍期間:2026年4月~2026年4月
雇用形態:正社員
配属:営業部

研修内容

・新入社員向けオリエンテーション
・社内規則、勤務ルールの説明
・自社商品・サービスの基礎研修
・営業部の業務フロー説明

2026年4月 一身上の都合により退職

1週間しか働いていない場合は、これくらいでも構いません。

実際には顧客対応をしていないのに、

「営業活動を担当」

などと書く方が問題です。

「書くことが少ない」と「職務経歴書として不十分」は同じではありません。

1ヶ月で退職した職務経歴書の書き方

1ヶ月程度勤務すると、研修だけでなく、OJTや簡単な補助業務へ進んでいるケースがあります。

この場合は、

研修内容+実際に担当した作業

を分けて書くと分かりやすくなります。

1ヶ月で退職した場合の架空例

株式会社〇〇

在籍期間:2026年4月~2026年5月
雇用形態:正社員
配属:営業部

研修

・商品知識研修
・営業基礎研修
・顧客管理システム研修

担当・補助業務

・営業資料の準備
・顧客情報の入力
・電話の一次対応
・先輩社員の営業同行
・営業日報の入力

2026年5月 一身上の都合により退職

ポイントは、補助した仕事を自分が全面的に担当したように書かないことです。

「見積書作成を補助した」のであれば、「見積書作成」とだけ書くより「見積書作成補助」とした方が実態を正確に表せます。

2ヶ月程度で退職した場合の書き方

2ヶ月程度になると、本配属後に一部の実務を担当しているケースもあります。

その場合は、

研修
→担当業務
→使用したツール
→業務で意識したこと

まで整理すると、短い職歴でも仕事内容が伝わりやすくなります。

2ヶ月で退職した場合の架空例

株式会社〇〇

在籍期間:2026年4月~2026年6月
雇用形態:正社員
配属:一般事務

研修内容

・社内システム操作研修
・電話応対研修
・個人情報の取り扱いに関する社内研修

担当業務

・顧客データ入力
・電話の一次対応
・書類整理
・郵便物の仕分け
・Excelを使用した資料入力

使用ツール

・Microsoft Excel
・Microsoft Word
・社内業務システム

2026年6月 一身上の都合により退職

職歴全般が短く、職務経歴書へ何を入れるべきか分からない場合は、短期離職の職務経歴書の書き方|短い職歴でも材料を作る方法も参考になります。

研修だけで退職した場合も書く材料はある

「研修しか受けていないので職務経歴書に書くことがない」と考える必要はありません。

厚生労働省の職務経歴書資料では、実務経験や資格などに自信がない場合でも、訓練・研修の経験などから自分をアピールできると明記されています。

まず受けた研修をすべて書き出す

たとえば次のようなものです。

研修 整理できる内容
新入社員研修 ビジネスマナー、社内規則
商品研修 商品・サービスの基礎知識
営業研修 商談の基本、ロールプレイング
接客研修 接客手順、電話応対
PC研修 Excel、Word、社内システム
OJT 先輩社員への同行、補助業務

ただし、

「営業研修を受けた」

ことと、

「営業担当として顧客を持った」

ことは違います。

この境界を曖昧にしないことが重要です。

研修だけの場合の完成例

株式会社〇〇

在籍期間:2026年4月~2026年5月
雇用形態:正社員
配属:法人営業部

研修内容

・ビジネスマナー研修
・自社サービスに関する商品知識研修
・営業活動の基礎研修
・顧客管理システムの操作研修
・先輩社員の営業活動への同行

2026年5月 一身上の都合により退職

短くても問題ありません。

むしろ、研修しか経験していないのに文章を増やしすぎると、どこまで実際に経験した仕事なのか分かりにくくなります。

実務が少ない場合は「仕事を小さく分ける」

試用期間の途中で退職すると、「実務は少ししたけれど、職務経歴書に書けるほどではない」と感じることがあります。

この場合は、仕事内容を小さく分解します。

営業職なら

「営業」と一言で書かず、

  • 営業資料の準備
  • 顧客情報の入力
  • 電話の一次対応
  • 商談同行
  • 見積書作成補助
  • 日報入力
  • 商品知識の学習

と分けます。

事務職なら

  • 書類整理
  • データ入力
  • 電話取次ぎ
  • メール作成
  • Excelへの入力
  • 郵便物の仕分け
  • 社内申請の補助

などです。

販売職なら

  • 商品知識研修
  • 売場整理
  • 商品補充
  • 接客補助
  • レジ操作研修
  • 店舗清掃

などがあります。

実際に担当した範囲だけ選んでください。

実績がない場合は「学習・行動・工夫」を探す

短期間では、売上・契約件数・改善率などの数字がないケースも多いでしょう。

その場合は、実績欄を無理に作るより、

何を学んだか
何を担当したか
仕事で何を意識したか

を整理します。

学習したこと

たとえば、

  • 商品知識を覚えた
  • 社内システムの操作を覚えた
  • 業務フローを理解した
  • 電話対応の手順を覚えた

などです。

行動したこと

  • 分からない点を確認した
  • 指示をメモした
  • マニュアルを読み直した
  • 作業後に内容を確認した

などです。

工夫したこと

事実として行っていたのであれば、

  • 確認事項をメモにまとめた
  • 作業順序を整理した
  • 入力後に再確認した

といった内容も材料になります。

ただし、

「業務効率を30%改善した」

「ミスをゼロにした」

など、根拠のない数字へ変えてはいけません。

こうした経験から自己PRを作りたい場合は、第二新卒の自己PR|短期離職でも強みを作る4ステップ解説で具体的な組み立て方を確認できます。

職種別|試用期間退職の職務経歴書例文

ここでは職種別に書き方を紹介します。

すべて説明用の架空例です。実際に使用するときは、ご自身の経験に置き換えてください。

営業職の場合

職務内容

・自社商品に関する基礎研修
・営業活動の基本研修
・顧客管理システムへの情報入力
・営業資料作成補助
・先輩社員の商談同行
・電話の一次対応

業務で意識したこと

・研修内容を振り返り、商品知識を整理
・指示内容を確認してから業務に着手
・顧客情報入力後に内容を再確認

契約実績がない場合は、それで問題ありません。

一般事務の場合

職務内容

・社内システムへのデータ入力
・Excelを使用した資料入力
・書類整理
・電話の一次対応
・郵便物の仕分け

使用ツール

・Microsoft Excel
・Microsoft Word
・社内業務システム

「事務」とだけ書くより、担当した作業が伝わります。

販売・接客の場合

研修・業務内容

・商品知識研修
・接客マナー研修
・売場の商品整理
・商品補充
・先輩スタッフの接客補助
・レジ操作研修

業務で意識したこと

・商品場所を早く覚えられるよう売場を確認
・不明な商品について先輩スタッフへ確認

まだ一人で接客していない場合は、「接客担当」と大きく書かず、実際の経験範囲にとどめます。

IT・エンジニア職の場合

研修内容

・社内開発環境の設定
・プログラミング基礎研修
・Gitを使用した基本操作
・社内システムの仕様説明

担当業務

・テストデータの入力
・簡単な動作確認
・研修課題の作成

研修課題と実際の開発業務を混同しないようにしましょう。

退職理由は職務経歴書で長く説明しすぎない

試用期間で退職した場合、「なぜ辞めたかを書かなければいけない」と考えて、職務経歴書の半分近くを退職理由に使ってしまうことがあります。

しかし、職務経歴書の主な目的は、自分の職務経験や能力を企業へ伝えることです。

退職理由を書く場合も、基本は簡潔に整理します。

自己都合退職の記載例

2026年5月 一身上の都合により退職

これで足りるケースもあります。

理由を補足したい場合の例

実際に仕事内容のミスマッチが理由だったとします。

入社後に実際の業務を経験する中で、希望していた職務内容との違いを認識し、今後のキャリアを見直すため退職しました。

ただし、職務経歴書で長く説明するより、面接で具体的に説明できるよう準備しておく方が重要です。

退職理由で避けたい書き方

前職への不満だけを書く

たとえば、

上司が厳しく、人間関係も悪く、仕事内容も聞いていた内容と違ったので辞めました。

という文章だけでは、「次の会社では何を変えるのか」が伝わりません。

事実を隠す必要はありませんが、

何が合わなかったか
→自分の確認不足はなかったか
→次の転職で何を確認するか

まで整理しましょう。

無理に前向きな理由へ変えない

実際には仕事内容のミスマッチなのに、

「キャリアアップのため」

「資格取得のため」

など別の理由を作る必要はありません。

書類と面接の説明が変わると、かえって説明が難しくなります。

履歴書・職務経歴書・面接の内容をそろえる

職務経歴書を作成したら、履歴書との整合性を確認します。

特に次をチェックしてください。

確認項目 見るポイント
入社年月 履歴書と一致しているか
退職年月 職務経歴書と一致しているか
会社名 正式名称になっているか
雇用形態 実際の形態か
配属 実際に配属された部署か
担当業務 面接で説明できるか
研修 実際に受けたものか
退職理由 面接で説明する内容と矛盾しないか

厚生労働省の職務経歴書資料でも、面接では職務経歴書の内容に基づいて質問されることが多いため、質問と回答を想定しながら作成するよう案内されています。

面接で説明できる状態まで準備する

試用期間で辞めた職歴がある場合は、職務経歴書を作った時点で、

前職で何を経験したか
→なぜ退職したか
→何を学んだか
→今回の転職では何を確認したか

まで整理しておきましょう。

面接回答の架空例

前職では法人営業として入社し、商品研修や営業同行などを経験しました。一方で、入社前に実際の仕事内容を十分に確認できておらず、自分が希望していた職務との違いがあり退職しました。前回の経験から、今回は仕事内容や配属後の業務範囲、教育体制を確認したうえで応募しています。

「短期間で辞めたこと」を消すのではなく、同じ理由で再び辞めないために何を変えたかまで説明できることがポイントです。

具体的な面接質問や退職理由の伝え方は、短期離職の面接対策|よく聞かれる質問・退職理由・志望動機で詳しく確認できます。

試用期間退職で避けたい職務経歴書のNG例

在籍期間を長く見せる

短期間だからといって、働いた期間を実際より長く書くのは避けましょう。

履歴書と職務経歴書で年月が違えば、自分自身も面接で説明しにくくなります。

部署全体の成果を自分の成果にする

たとえば営業部全体で大きな売上があったとしても、自分自身が担当した成果でなければ、自分の実績として書かないようにします。

研修を実務経験として書く

「営業研修を受けた」

と、

「法人営業を担当した」

では意味が大きく違います。

研修は研修として記載しましょう。

書くことがないから一般論で埋める

「コミュニケーションを大切にしていました」

「責任感を持って仕事をしました」

だけでは具体的な経験が分かりません。

実際の行動と組み合わせます。

たとえば、

電話を取り次ぐ際には、担当者名と用件をメモしてから伝えるようにしていました。

のようにすると具体的になります。

試用期間退職の職務経歴書・完成例

最後に、試用期間で約2ヶ月勤務した人を想定した完成例を紹介します。

職務要約

大学卒業後、株式会社〇〇へ入社し、法人営業部へ配属されました。入社後は商品知識、営業基礎、顧客管理システムに関する研修を受講し、営業資料作成の補助や先輩社員の商談同行などを経験しました。

職務経歴

株式会社〇〇

事業内容:法人向けサービスの企画・販売
在籍期間:2026年4月~2026年6月
雇用形態:正社員
配属:法人営業部

研修内容

・商品・サービスに関する基礎研修
・営業活動の基礎研修
・顧客管理システム操作研修

担当業務

・営業資料の作成補助
・顧客情報の入力
・先輩社員の商談同行
・電話の一次対応
・営業日報の入力

業務で意識したこと

・研修後に資料を読み返して商品知識を整理
・指示内容をメモし、不明点を確認してから作業
・顧客情報の入力後に内容を再確認

2026年6月 一身上の都合により退職

活かせる経験・知識

・基本的なPC操作
・Excel、Wordの基本操作
・顧客管理システムへのデータ入力
・電話の一次対応
・法人営業の基本的な流れに関する知識

自己PR例

前職では短期間の勤務となりましたが、商品研修や営業同行を通じて、分からないことを確認しながら仕事を覚える重要性を学びました。研修では、教わった内容をその日のうちに見直し、不明点を整理して翌日に確認するよう心がけていました。今後はこの経験を活かし、新しい業務でも一つずつ知識を身につけ、長期的に経験を積んでいきたいと考えています。

自己PRについてさらに詳しく作る場合は、第二新卒の自己PR|短期離職でも強みを作る4ステップ解説も参考にしてください。

職務経歴書を提出する前のチェックリスト

最後に以下を確認してください。

  • 入社年月と退職年月は正確か
  • 会社名は正式名称か
  • 雇用形態は正しいか
  • 実際に受けた研修だけを書いているか
  • 担当していない仕事を書いていないか
  • 補助業務を主担当のように書いていないか
  • 架空の実績や数字を入れていないか
  • 職務要約が退職理由ばかりになっていないか
  • 履歴書と入退社年月が一致しているか
  • 面接で説明できる内容になっているか
  • 応募職種と関係する経験を優先しているか
  • 誤字・脱字を確認したか

FAQ

試用期間を1ヶ月で退職した職歴は職務経歴書に書かなくてもいい?

今回確認した厚生労働省・ハローワークの資料では、「1ヶ月以下の職歴なら一律に省略できる」という基準は確認できませんでした。

短い職歴だからという理由だけで省略することを前提にせず、実際の職歴を整理して応募書類を作成する方が安全です。

履歴書で短期離職をどう扱うかについては、短期離職の履歴書の書き方|短い職歴・複数職歴の整理方法で詳しく解説しています。

研修しかしていなくても職務経歴書に書けますか?

書けます。

厚生労働省の資料でも、実務経験に自信がない場合は研修・訓練経験などからアピールできると案内されています。

商品研修、接客研修、PC研修、OJTなど、実際に受けたものを具体的に整理してください。

職務経歴書に「試用期間中に退職」と書くべきですか?

今回確認した公的資料では、「試用期間中」と必ず記載する統一ルールは確認できませんでした。

それよりも、会社名、在籍期間、職務内容、雇用形態などの事実を正確に記載することを優先してください。

職務経歴書は1枚でも大丈夫ですか?

ハローワークでは、一般的な職務経歴書をA4縦1~2枚程度と案内しています。

試用期間の短い職歴しかない場合、無理に2枚へ増やす必要はありません。読みやすく整理できていれば、不要な文章を追加するより簡潔な方が適しています。

実績がまったくない場合はどうしたらいい?

数字の実績がなくても、

  • 研修
  • 使用したツール
  • 担当した補助業務
  • 学んだこと
  • 仕事で行った工夫

を整理できます。

実績がないからといって、架空の成果を作る必要はありません。

退職理由は職務経歴書に詳しく書くべき?

必ず詳しく書く必要はありません。

職務経歴書では職務経験や能力を分かりやすく伝えることが重要です。退職理由を記載する場合は簡潔にし、面接で質問されたときに具体的に説明できるよう準備しておきましょう。

まとめ|短い職歴ほど事実を具体的に整理する

試用期間で退職した職務経歴書では、短い経験を無理に立派に見せるより、実際に経験したことを細かく整理することが重要です。

1週間程度なら研修や配属内容、1ヶ月程度なら研修とOJT、2ヶ月程度で実務を経験しているなら、担当業務や使用したツールまで書きます。

大きな実績がなくても、

研修
→担当した仕事
→身につけた知識
→仕事で意識したこと

の順番で考えれば、職務経歴書に書ける材料を見つけられます。

反対に、

  • 在籍期間を長く見せる
  • 研修を実務経験として書く
  • 担当していない仕事を書く
  • 部署全体の成果を自分の成果にする
  • 架空の実績を作る

といった書き方は避けましょう。

また、職務経歴書だけ整えても、面接で説明が変わってしまうと一貫性がなくなります。

「前職で何を経験したか」「なぜ退職したか」「何を学んだか」「次の会社選びで何を変えたか」までセットで整理しておくことが大切です。

履歴書や職務経歴書についてほかの記事も確認したい場合は、履歴書・職務経歴書の記事一覧から確認してください。

 使用した公式情報一覧

厚生労働省 マイジョブ・カード「履歴書と職務経歴書の違いとは?」

履歴書と職務経歴書の役割、職務経歴書で確認されるポイント、自分の職歴やスキルを振り返り、応募先企業に合わせて情報を取捨選択する考え方を確認。

ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」

応募書類としての職務経歴書の位置づけと、厚生労働省が提供する職務経歴書作成資料を確認。

厚生労働省・ハローワーク「職務経歴書の作り方」

職務経歴書がA4縦1~2枚程度で作成することが一般的であること、実務経験に自信がない場合でも研修・訓練経験などをアピール材料にできること、面接では職務経歴書の記載内容から質問されることが多い点を確認。

厚生労働省・ハローワーク「職務経歴書作成のためのマスターシート」

過去の職務経歴や身につけた能力を振り返り、職務経験が少ない場合は職務以外からも能力・長所・強みを整理する考え方を確認。

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